こんにちは、ゆうです。
仕事中は用件をこなして、少し笑うこともできた。それなのに、帰宅してドアを閉めると胸が苦しくなる。「今日もおつかれ」と送り合う相手がいないことに、また気づいてしまう。
そんな夜は、もう一度仕事を開きたくなるかもしれません。今日は、忙しさを増やす前に、帰ってきた自分をどう迎えるか考えてみます。
働けた一日も、寂しい夜も本当
夜の悲しさだけで、日中に少し楽だった時間まで、なかったことにしなくて大丈夫です。
仕事には用件や人とのやりとりがあり、家では以前の習慣を思い出す。その違いが気になる人もいるでしょう。ただ、帰宅後のつらさを「我慢した感情が必ず反動で出るから」とは決めつけられません。
仕事が支えになる時間も、大事にしてよいと思います。同時に、仕事量を増やせば別れの痛みが消えるとは限らないのです。
仕事から離れる時間も、大切に
ドイツとスイスの公共部門で働く166人を、平日5日間調べた日誌研究があります。夜に仕事から気持ちを離せていない日は、翌朝の緊張やいらだちなどの気分、疲労感の高さと関連していました。夜のくつろぎは、翌朝の穏やかさと関連していました。[1]
失恋を対象にした研究ではなく、因果関係も確かめられていません。「残業すると失恋が長引く」「この休み方で治る」とは言えませんが、仕事を離れて過ごす時間について考える材料になります。
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翌朝の緊張などの気分・疲労感が高い
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翌朝の穏やかさ
翌日の仕事に役立つかどうかを確かめなくても、今夜の食事や休む時間を大切にしてよいと思います。
帰宅したあとの、一つだけ
「この長い夜をどう過ごそう」と考えると、途方に暮れることもありますよね。夜全体を決めず、玄関に入ったあとの一つだけを選んでおく方法があります。
これは、疲れて帰った自分が、次の行動を一から決めなくても済むようにする工夫です。気分が変わらなくても失敗ではありません。
在宅勤務なら、仕事の画面を閉じて別の椅子へ。場所を変えられない日は、資料を脇へ置くくらいでもかまいません。
静かすぎる夜は、声を借りてもいい
連絡を取り合っていた時間が、ぽっかり空く。その寂しさを、今夜中に一人で楽しめる力へ変えなくてもよいのです。
人の声がほしいなら、ラジオや見慣れた番組をつける。誰かと話したいなら、「帰ってから少し寂しくて。都合が合うとき、少し話せる?」と聞いてみる方法もあります。
返事がすぐ来ないこともあるので、話せないときは「番組をつけて食べよう」でも。音が疲れる日は、静かに過ごすほうを選べます。どれも、この記事独自の提案です。
仕事を開き直す前に、一息
必要な対応が残る夜もあります。それでも「終わるとつらいから」と仕事を増やしたくなったら、今ほしいのは誰かの気配なのか、横になる時間なのか、一度だけ聞いてみませんか。
わからなければ、食事の間だけ画面を閉じる。必要な仕事なら、「この返信の確認まで」と区切る。夜の全部を仕事に預けなくてもよいようにする、小さな選択です。
帰宅後も家事や介護などで忙しい人は、何かを足すより「今夜は片づけを一つ減らす」「分担を相談する」からでもかまいません。
眠れない・食べられないなどの状態が続く、仕事以外の時間を過ごすのがとても苦しく生活に支障があるときは、医療機関や相談窓口にも頼ってください。
ごはんを食べても、まだ寂しい。そんな夜も、自分へのいたわりは無駄ではありません。今夜は「荷物を置いて座る」だけでも、そこから始められます。
大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。
参考文献
- [1]Sonnentag, Binnewies & Mojza(2008)“Did You Have a Nice Evening?” A Day-Level Study on Recovery Experiences, Sleep, and Affect。公共部門で働く166人の日誌研究。失恋や本文の帰宅後の工夫を検証した研究ではありません。