こんにちは、ゆうです。
元恋人から仕事のメッセージが届く。用件はわかるのに、「この返し方だと冷たく見えるかな」「少し優しい言葉を添えたら、また期待してしまうかな」と、返信の画面を開いたままになってしまう。そんな一通に疲れる日もありますよね。
同じ職場にいると、必要な連絡をなくすことは難しいものです。今日は、仕事を進めながら、自分の気持ちも守れる言葉を一緒に考えます。例文はそのまま使わなくても、言いやすいところだけ選んでください。
返信で、二人の関係まで決めなくていい
丁寧に返したから復縁を望んでいる、短く返したから相手を嫌っている。仕事の一通に、そこまでの意味を持たせなくてもかまいません。用件に答えることと、個人的な気持ちに答えることは、別々に選べます。
もし返事に迷ったら、「このやりとりが終わったとき、仕事では何が決まっていればよいだろう」と、確認したいことを一つだけ拾ってみます。相手の気持ちを当てる答えは、今すぐ用意しなくて大丈夫です。
研究が示すのは、決まった正解ではなく経験の違い
職場恋愛の別れを扱ったHoranら(2019)の質的研究では、16件の面接から、職場での気まずさや距離を置く行動などが語られました。一方、仕事への影響を感じない経験や、境界を保ちながら働く経験も報告されています。[研究]
当事者と観察者の語りを含む、小規模な面接研究です。境界を設けた結果として負担が減ったと証明したものではなく、日本の職場全体に当てはめることもできません。以下の例文や連絡の工夫は、この研究で効果を確かめたものではない、記事独自の提案です。
用件を送るときは、相手にしてほしいことを一つに
「例の資料、どうなった?」だけでは、何を返してもらえれば終われるのかが曖昧です。確認する場所や期限を添えると、追加で何度も尋ねなくて済む形を作れます。
明日の会議資料について、2ページ目の数値を確認していただけますか。今日15時までに、修正の有無を教えてください。
受け取った依頼に答えるなら、できることと、次に返す時刻を短く伝える形もあります。
確認しました。修正版は今日15時までに共有します。
すぐ答えが出ない場合は、「確認が必要なので、今日15時までに状況を連絡します」。言い切れる範囲にとどめて大丈夫です。焦ってできない約束をしたり、丁寧さを足そうと何度も謝ったりしなくても、用件は伝えられます。
私的な話が混ざったら、仕事の部分から選べる
例えば、「明日の資料を送って。最近どうしてる?」という連絡が来たとき。近況に答えることがつらいなら、まず必要な資料の話だけに返す選択があります。
資料は共有フォルダの「会議資料」に置きました。私的な近況の話は、今は控えたいです。
境界を伝える一言を入れること自体が重い日は、「資料は共有フォルダに置きました」だけでもよいでしょう。どこまで返すかは、その日の余裕や関係に合わせて選べます。
「仕事の相談があるから、二人で夕食に行こう」と言われた場合は、仕事の用件を確かめ、職場で対応できる形を提案できます。
仕事の相談内容を、先に業務チャットで教えてください。必要な打ち合わせは、勤務時間内で調整したいです。
業務上必要な会議や急ぎの連絡は、職場のルールに沿って対応します。私的な誘いを断ることと、仕事の依頼を放置することを一緒にしないでおけると、判断の軸が作りやすくなります。
連絡先を変えるなら、仕事の受け口を残して
交際中の個人チャットに業務連絡が届き続けると、昔の会話まで目に入って苦しくなることもあります。職場で認められた別の手段があるなら、用件の送り先をそろえる相談ができます。
今後の業務連絡は、会社のチャットにお願いします。資料の確認もそちらで対応します。
ただし、個人の連絡先を使う運用や、勤務外の緊急対応が決まっている職場もあります。一律にブロックしたり通知を全部切ったりする前に、必要な連絡を受け取る方法を確認してください。変更が難しければ、上司などに連絡経路の整理だけ相談する方法もあります。
反対に、文章を何度も読み返すほうがつらい人は、短い口頭連絡が合うかもしれません。聞く項目をメモし、「確認したかったのは、この一点です」と終えられる形を用意してもよいでしょう。
返事が来ないときも、仕事の次の手順に戻る
既読のまま返事がないと、別れたときの気持ちまで思い出してしまうかもしれません。必要な確認は、普段の業務と同じ基準で進められます。
先ほどの資料について、今日15時までに確認が必要です。難しい場合は、対応できる時刻を教えてください。
それでも仕事が止まるなら、通常の担当確認や上司への相談に進みます。相手の気持ちを同僚に探ってもらうより、「この確認が未了で、次の作業に進めない」と業務の状態を伝えるほうが、必要な相談に絞れます。
断っても私的な接触が続く、脅される、二人きりになるのが怖い。そんな場合は、上手な例文で解決しようと一人で抱えなくて大丈夫です。記録を残し、安全を優先して職場の相談窓口などに頼ってください。
今日は、一通ぶんだけでいい
送り終えてから、言い方を何度も気にしてしまう日もあると思います。必要な用件が伝わっていれば、その一通はそこで終えておけます。次の連絡まで、今決めなくてもかまいません。
顔を合わせる場面全体がつらいときは、元恋人と同じ職場で過ごすための考え方も、今の自分に合う部分だけ読んでみてください。
大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。
参考文献
Horan, Cowan & Carberry(2019)Spillover Effects: Communication Involved with Dissolved Workplace Romances。Communication Studies, 70(5), 564–581。