こんにちは、ゆうです。
気になる人と話しているのに、「前の人なら、こうしてくれたのに」と浮かんでくる。そんな自分に、申し訳なさを感じることもあるかもしれません。
比べる気持ちを、今すぐ消そうとしなくても大丈夫です。元恋人とのよかった時間を大切にしたまま、目の前の人について、まだ知らないことを知っていく余地もあります。
過去の印象が重なることもある
AndersenとBaumの実験研究では、大切な人に似た特徴を持つ未知の人物の説明を読むと、その大切な人への感情に沿った反応が生じやすいことが示されました。
ただし、元恋人との比較や、次の恋の相性を直接調べた研究ではありません。「比べるのは未練があるから」と、気持ちの理由を一つに決めることはできません。
今の印象には、これまでの関係が重なっているかもしれない。そのくらいの見方で、少し立ち止まってみましょう。
比べた場面を、短いメモにする
例えば、出かける場所を決めるとき。「元恋人はすぐ提案してくれたのに、この人は私に聞いてばかり」と感じたとします。
まずは、実際に違ったことを書きます。「以前は相手が提案していた。今回は、私が行きたい場所を聞かれた」。ここでは、どちらがよい人かまで決めなくてかまいません。
次に、自分に大切な関わり方を一つ添えます。「私は、二人で案を出し合えるとうれしい」。慣れたやり方と、これからも大切にしたいことを、少し分けてみるのです。
最後に、まだわからないことを残します。「私の希望を聞きたかったのかな。次は相手の案も聞いてみたい」。自分への関心がないと決める前に、確かめられることがあるかもしれません。
このメモは、考えを整理するための記事独自の提案です。研究で効果が確かめられたワークではなく、相手を採点したり、反応を試したりするためのものでもありません。
同じところも、違うところも見ていく
違いに気づいても、すぐに好きになったり、関係を進めたりする必要はありません。「前の人のここは好きだった」「今の人のことは、まだよく知らない」。両方の気持ちを置いておいてもよいのです。
一方で、傷つく言葉や、嫌だと伝えても続く扱いを、「過去と比べすぎているだけ」と片づけなくてかまいません。暴力や脅しがあるときは、安全を優先してください。
今日は、比べた場面を一つ書けたら十分です。結論の出ないところには、「まだわからない」と残してみませんか。
大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。
参考資料
- Andersen, S. M., & Baum, A.(1994)Transference in interpersonal relations: inferences and affect based on significant-other representations:大切な人に似た未知の人物への記憶・感情反応を扱った実験研究。PubMedの抄録を確認。元恋人との比較や、本記事のメモの効果を検証したものではありません。