こんにちは、ゆうです。
本当は休みたいのに、誘われると「大丈夫」と答えてしまう。少し予算が気になっても、相手が行きたいお店にうなずいてしまう。帰ってから、楽しかったはずなのに疲れが残る日もあるかもしれません。
好きな人に喜んでほしい。その気持ちを大切にしながら、自分の都合も会話に入れてみませんか。全部を上手に伝えようとしなくても大丈夫です。
「嫌われるかも」と思ったとき
西オーストラリア州の公的機関CCIの自己主張の資料では、断ると好かれなくなるという考えを、断りにくさにつながる考え方の一つとして挙げています。
「今日は難しい」と言ったら、がっかりされるかもしれない。そんな心配があると、返事をする前に自分の希望を引っ込めたくなることもあります。まずは、その心配があることに気づくだけでもかまいません。
相手を尊重しながら、自分の考えもはっきり伝えることを「アサーティブな伝え方」といいます。CCIの解説でも、この両方を大切にしています。
一つの予定で、一つの希望を伝える
例えば、仕事のあとに会おうと誘われた日。いつものように返事をする前に、「今日は何が負担かな」と自分に聞いてみます。
「会うのは楽しみ。でも、遅い時間まで出かけるのはつらい」。そう気づいたら、今できる範囲を一つ決めてみましょう。
「会いたいな。今日は疲れているから、夕食だけにして、8時には帰りたい」。気持ちと具体的な希望を、短く並べて伝える例です。会うこと自体が難しければ、「今日は家で休みたい」でもかまいません。
別の日を提案するのは、本当にそうしたいときだけで十分です。断った埋め合わせとして、新しい約束を増やす必要はありません。
声に出すのが難しければ、まず一文をメモしてみてもよいでしょう。CCIの練習用資料でも、取り組みやすい場面から始め、伝えたい言葉を事前に考える方法が紹介されています。
相手の返事まで、背負わなくていい
希望を伝えても、二人の予定が合わない日はあります。相手がすぐに納得しなかったからといって、伝えたことを失敗にしなくてかまいません。自分の休息も含めて、相談できる余地を残しておきましょう。
ただし、断ると脅されたり、暴力を受けたりする関係では、安全を優先してください。無理に伝える練習をせず、信頼できる人や専門の相談窓口を頼ってください。
ここでの会話と図は、公的資料を参考にした独自の例です。相手の好意や反応を保証する方法ではありません。
今日は、飲み込んでいた希望を一つ、言葉にできたら十分です。
大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。
参考資料
- Centre for Clinical Interventions「Assertiveness」:自己主張の定義を説明する西オーストラリア州の公的資料。
- 同「Assert Yourself! Module 6: How to Say “No” Assertively」:断りにくさにつながる考え、短く明確に伝える工夫、別日を提案する際の留意点。
- 同「Assert Yourself! Module 10: Putting it All Together」:取り組みやすい場面からの練習と事前の準備。以上は心理教育資料で、本記事の会話例の効果を検証した研究ではありません。
- 内閣府男女共同参画局「DV相談について」:DV相談ナビ、DV相談+の案内。