こんにちは、ゆうです。
「振られたのは、私に魅力がないから?」「もう誰にも大切にされない気がする」。別れたあと、自分まで嫌いになってしまうことはありませんか。
今すぐ、自分を好きになろうと頑張らなくても大丈夫。今日は、自分に向ける言葉を一つだけ、やわらかくしてみませんか。
自信が戻るまで、待たなくていい
「私は素晴らしい」と言っても、しっくりこない日がありますよね。そんな日は、「今の自分に、少し配慮するとしたら?」と考えてみましょう。
傷ついている自分にも思いやりを向ける。心理学の「セルフ・コンパッション」という考え方の一部です。
配偶者と別れた人を追った研究では、自分への思いやりが高い人ほど、別れにまつわる苦痛が少ない傾向がありました。思いやりを増やす練習の効果を確かめた研究ではありませんが、自分への接し方を考えるヒントになります。
研究をひと目で
自分への思いやりと、別れ後の苦痛
配偶者との別離後を追った観察研究
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配偶者との |
語りを評価し |
思いやりと |
わかったこと
自分への思いやりが高い人ほど、別れにまつわる苦痛が少ない傾向がありました。
出典:Sbarra・Smith・Mehl(2012)。論文をもとに作成した独自の要約図。
例えば、友人にお茶へ誘われたら
別れたあと、友人からお茶に誘われた場面を想像してみてください。少し会いたいのに、こんな言葉が浮かびます。
「振られた私なんて、暗い話しかできない。会っても迷惑だよね」
このときは、今ある気持ちをそのまま返してみます。
「今は元気に話せない。でも、少し会いたい気持ちはある」
つらさも、会いたい気持ちも、どちらもあってよいのです。明るく話せる日まで、人に会うのを我慢しなくてかまいません。
会えそうなら、こんな返事はどうでしょう。
「誘ってくれてありがとう。今はあまり元気に話せないかもしれないけど、30分くらいお茶できたらうれしい」
長く会ったり、別れの話を全部したりしなくても大丈夫。相手の都合が合わなくても、それをあなたの価値への答えにしなくてよいのです。希望を伝えられたところまでを、今日の一歩にしましょう。
今日は会いたくない、でも大丈夫
一人で過ごしたいなら、「今週は一人で過ごしたいから、今回は見送るね」でかまいません。「私なんかと会ってもつまらないから」と、自分を下げる説明まで足さなくてよいのです。
気軽に話せる人がいない日も、自分をけなす言葉のあとに、さらに短所を並べなくて大丈夫。優しい返事が出てこなければ、「今はつらいんだな」で、いったん終えてみましょう。
眠れない・食べられないなど生活への影響が続くときは、医療機関や地域の相談先も頼ってください。
「まだ自分を好きにはなれない。それでも、今日は自分をけなす一文を足さない」
悲しさが残っていても、自分への接し方は一つ選べます。今日は、そこまでにしてみませんか。
大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。
参考文献
Sbarraほか(2012):配偶者との別離後、自分への思いやりと苦痛を追った研究。
Woodほか(2009):肯定的な自己評価文と気分を調べた実験。失恋後の人の研究ではありません。
国立精神・神経医療研究センター:不調が続く場合の相談案内。