失恋 恋愛

失恋して、家事や身の回りのことができないとき

こんにちは、ゆうです。

洗濯物がたまっている。流しには昨日の食器がある。気づいているのに、立ち上がれない。別れた人を思い出すだけでも苦しいのに、身の回りのことができない自分にも、がっかりしてしまう。そんな日はありませんか。

前は普通にできていたことが、今はとても遠く感じる。そのつらさを抱えたまま、暮らしまで整えようとするのは、しんどいですよね。今日は、今の自分が過ごせるように、家のことを少し減らす方法を考えてみます。

今日は、いつもの水準を下げていい

掃除、洗濯、買い物、料理。普段の「これくらいはやる」を、そのまま今日の自分に渡さなくても大丈夫です。床に物があっても、服がたたまれていなくても、すべてを同じ日に片づける必要はありません。

ここで目指すのは、失恋の痛みに重なっている日常の負担を、少し軽くすること。食器を洗えば別れがつらくなくなる、という話ではありません。水を飲もうとしたときに使えるコップがある。明日着る服が一枚見つかる。そんなふうに、次に困ることを一つ減らせたら、今日はそこまでにしてもいいのです。

「いつもの自分に戻るまで頑張る」だと、終わりが見えにくいかもしれません。今週だけは洗濯物をたたまない、と決めておくなど、一時的に省くことも選べます。

日々の負担と、気分のつながり

DeLongisほか(1988)は、子どもと暮らす夫婦75組を6か月間調べ、計20日分の日々の負担や気分を記録してもらいました。同じ人の中で、負担が大きい日は、その日の気分も低い傾向がありました。負担の質問には、料理や家事も含まれていました。

日々の負担と、その日の気分
夫婦75組・6か月間の観察研究
子どもと暮らす夫婦75組
↓
計20日分の
負担と気分を記録
矢印は、調査の手順を示しています。
負担が大きい日には
その日の気分も低い傾向
人による違いも大きい
家事だけの影響や、失恋後の回復を調べた実験ではありません。DeLongisほか(1988)。

ただし、これは観察研究で、人による違いも大きい結果です。家事だけの影響を取り出した研究でも、失恋後の人に片づけを勧めた実験でもありません。家事をすれば回復が早まるとは言えませんが、日々の負担にも目を向ける材料になります。

いちばん困っていることを、一つだけ

ここからは、研究で効果が確かめられた手順ではなく、この記事からの提案です。家中を見渡すと気が遠くなるなら、「このあと困りそうなのは何だろう」と、一つだけ選んでみませんか。

例えば、明日着る服がない。それなら、洗濯物全部の整理は保留にして、清潔な服が一組ないか探す。見つかれば、椅子に置いておく。たたむところまで進まなくてかまいません。

飲み物を取りに行くのがつらいなら、今使えるコップや飲み物を手の届く場所に一つ。料理をする余力がないなら、保存表示や期限を確かめて、そのまま食べられるものを選ぶ。買い物から調理、片づけまでを、ひと続きの宿題にしなくて大丈夫です。

これは全部やるための一覧ではありません。いま必要なものを一つ選ぶための例です。選ぶことも難しければ、「何が必要か、一緒に考えて」と誰かに頼むところからでもかまいません。

今日の家事を、一つの必要まで
明日の服がないときの例
いま困っていること
明日着る服がない
↓
今の余力で、一つだけ
清潔な服を一組探す
↓
ここで終えていい
椅子に置く。たたまなくても
矢印は、考える順序を示しています。
難しければ、一緒に探してもらう。
記事独自の例。矢印は選ぶ手順で、気分の改善や回復の段階を表しません。

途中で止める場所を、先に決める

少し動けたとき、「この勢いで全部やらなきゃ」と思うこともあるかもしれません。でも、今使う皿を一枚洗ったら、そこで止めていい。洗濯物をかごに入れたら、今日は洗濯機を回すところまで進まなくてもいいのです。

できそうなら、始める前に「今日はここまで」を決めます。「部屋を片づける」より、「通り道の袋を一つ脇に寄せる」くらいに。立ち上がるのもしんどければ、手の届く物だけにする。その小ささを決めるのは、今の自分です。

一つできたからといって、次の家事を足す必要はありません。やってみて思った以上に疲れたら、その時点で終えてかまいません。

事情を話さず、作業だけ頼んでもいい

「失恋の話をする元気もない」という日もありますよね。手伝いを頼むために、別れの経緯まで説明する必要はありません。

例えば、「今ちょっと余裕がなくて、買い物に行くときに飲み物を一本お願いできる?」「詳しい話はまだ難しいけれど、明日の服を一緒に探してほしい」。頼む作業が決まっていれば、相手にも必要な手助けが伝わりやすくなります。家に入ってほしくなければ、玄関で受け取る形でも大丈夫です。

頼める人がいないときも、自分の頑張りだけで埋め合わせようとしなくてかまいません。予算に合う範囲で出来合いのものを使う、急がない家事は後日にする。使える手段の中で、工程を減らしてみましょう。

明日の分まで、取り戻さなくていい

昨日できたことが、今日はできない日もあります。「一つだけ」のつもりでも、それが重いこともあるでしょう。できなかった分を翌日のノルマに足さず、その日の余力で決め直していいのです。

身の回りのことがどうにも回らず困っているなら、「暮らしを保つのが難しい」と身近な人や相談先に伝えてもかまいません。十分につらさを説明できてからでなくても、手助けは頼めます。

今夜は、明日の服を一枚出す。それも難しければ、急がない家事を一つ休みにする。悲しい気持ちを抱えたままでも、今日を過ごす方法は、今の自分に合わせて変えていけます。

大丈夫、無理せず一緒に一歩ずつ前に進んでいこう。

参考文献

-失恋, 恋愛
-