失恋 恋愛

失恋で失ったあなたの活力を取り戻すための具体的な方法を紹介!

〜セルフ・コンセプトリカバリーを通じて、失恋による喪失感から脱却し、活力を取り戻そう〜

失恋を克服するための4ステップ

  1. 失恋した「自分」を知る(自分の状態を客観的に見てみる)
  2. 自分に対する自信を取り戻す
  3. 失恋相手のことを忘れる
  4. 次の恋愛へ移行する

前回までのページで、失恋を克服する4つのステップを紹介いたしました。

ステップ1を見てくださったみなさんは、失恋でのつらい気持ちがかなり和らぎ、冷静にご自身の今後について考える余裕を持てるようになったのではないでしょうか。

まだ、ステップ1の記事をご覧になっておらず、何もする気力が起きないほど悲しい気持ちが強い方は、ぜひセルフ・ディスタンスについて記載した以下の記事をご確認下さい。

この記事では、2ステップ目である、”自分に対する「自信」を取り戻す”について、解説しその方法論を紹介していきたいと思います。

失恋の苦しさの正体と、解消法とは

失恋で多くの人が感じる苦しみの正体はいったい何なのでしょうか。その答えは、失恋によってあなた自身の「アイデンティティーが欠如したこと」による喪失感です。

失恋で「アイデンティティが欠如する」とは、どういうことでしょう?

失恋前の状態から、説明しましょう。失恋前のあなたは、あなたと、あなたの恋人・好きな人がいることがあなたの生活や考え方の中で当たり前という状態になっていたのではないでしょうか。

この関わり合いの中で、「恋人・好きな人がいる事自体」があなた自身の価値観や行動規範に影響を及ぼし、アイデンティティとして形成されるのです。

これが、失恋によって物理的にあなた自身のアイデンティティが抜け落ちてしまい、苦痛を伴う喪失感となってあなたを苦しめているのです。

アイデンティティを失うと、人はどんな状況に陥るのでしょうか。

例えば、長年勤めてきた会社から、リストラをつげられた場合、その人の「前職で働いていた」というアイデンティティが失われ、

同じ会社で勤めてきたという自負やその人間関係を一度に失うことで、自分自身に対する自信を失い、多くの人が活力を奪われてしまいます。

これと同じことが失恋したあなたにも起こっているのです。

あなたの失恋によって発生した「アイデンティティの欠如」を修復し、「恋人・好きな人がいなくても大丈夫」という自信を取り戻すのが、このステップの目標となります。

この、本来の自分を取り戻すための作業が「セルフコンセプトリカバリー」です。

セルフコンセプトリカバリーを行うための3ステップ

セルフコンセプトリカバリーを行うステップは以下の3ステップです。

  1. 失恋相手との思い出・その時の気持ち・自分の考えをノートなどに書き込む
  2. 失恋相手と出会う前のあなたなら、どう考え・どう行動するかを想像して書き込み、比較する。
  3. 比較結果を見ながら、変化を受け入れる

1、失恋相手との思い出・その時の気持ち・自分の考えをノートなどに書き込む

これを見て、「あれ?前回(セルフディスタンス)で行った日記と同じだ。」と考えた方がいらっしゃるかもしれませんね。その通りです。その際に使用した、日記がある方はそれを利用してください。

失恋の苦しみから抜け出す1ステップである、「自分を客観視する」ということって、突き詰めれば、「自分のアイデンティティを見つめ直す」ということになるのですね。

ポイントは、「失恋相手と付き合っていた時の」あなたがどんなことを考えたかということを詳しく記載することです。この時、時系列で思い出す必要はありません。思いつくがまま、記載していきましょう。

2、失恋相手と出会う前だったら、どう考え・どう行動するか想像し、比較をしてみる

ステップ1で記載した内容について、失恋相手に出会う前のあなたなら、どう考え・どう行動するのかを記載してみてください。

既に失恋相手と出会ってから、時間が経過しているのであれば、かつての自分を知っている家族や友人に相談しても良いかもしれません。

次に、書き込んだノートやメモを眺めながら過去の自分と、今の自分の考え方の違いを比較してみてください。

どうでしょうか。

過去の自分と今の自分と比較して、考え方や行動がかなり変わっていることに、驚きませんか?

その変化の度合いが大きいほど、失恋による苦しみが大きくなる傾向があります。

ここまで行えば、もうほぼ何をするべきか、わかってくるはずです。

3、比較結果をみながら、変化を受け入れる

今、あなたの記載したノート・メモには、過去の自分と今の自分があなたにとって大事な思い出、出来事に対して、どう考え、どう行動をとるかという、あなた自身の変化が書かれていることと思います。

それを眺めて、どんな感想を持ったでしょうか。

おそらく、あなたは過去の自分と比較して、より「深みのある」「思慮深い」考え方をするようになっているのではないでしょうか。

これが失恋相手と過ごした日々で得た、あなたの「成長」です。

次に、さらにノート・メモに記載された内容について、さらにあなた自身の課題点・よりこうするべきだったという内容を記載していきましょう。

これが、今後あなたが改善すべき具体的な、「目標」です。

ここまで作業を行ったあなたは、既にあなたはこのままでも「大きな問題はない」と考え始めているのではないでしょうか。もしこのように考えることができているのであれば、あなたの失恋で失ったアイデンティティに関するセルフコンセプトリカバリーは完了です。

次のステップに進みましょう。

まとめ

失恋をしたときに感じる心の痛みの正体は、自分のアイデンティティが欠如したことによる、喪失感からくる

その喪失感が、自分自身への自信の喪失につながり、次の恋愛へ進む活力を奪う

セルフコンセプトリカバリーを行うことで、自分に対する自信を取り戻し、

より良い自分を目指しながら、次の恋愛する活力が沸くようになる

また、今回紹介したセルフコンセプトリカバリーと関連して、今後自分自身を見失わないためのトレーニングとなるセルフコンパッションという手法も今後ご紹介したいと思います。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

あなたの恋愛が上手くいきますように。

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