〜セルフディスタンス法を応用して失恋の苦しみから素早く抜け出しましょう〜
失恋を克服するための4ステップ
前のページで、失恋を克服する4つのステップを紹介いたしました。
1、失恋した「自分」を知る(自分の状態を客観的に見てみる)
2、自分に対する自信を取り戻す
3、失恋相手のことを忘れる
4、次の恋愛へ移行する
このページでは、その1ステップ目である、”失恋した「自分」を知る”について、解説しその方法論を紹介していきたいと思います。
なぜ、失恋した自分を「知る」必要があるのか
方法論をお話しする前に、どうして失恋した自分のことを知る必要があるのでしょうか。
失恋をしたばかりの状態を少しだけ思い出してみてください。
別れを告げられた時の相手の表情、声のトーン、身振り…想像するだけで胸が苦しくなりますよね。
今度はその場面からグーっと視点を離して、自分と相手がまるでテレビに映る映画の1シーンであるかのように思い出してください。
元恋人の言葉に対して、悲しそうな顔でうなづくだけのあなた。別れを拒んで懇願していたり、もしかしたら涙を流しているかもしれません。まさに恋愛ドラマの1シーンのようです。
でも、どうでしょう。第三者の視点で見たあなたの辛い経験は、あなたの目線で思い出した時と比較して、胸の苦しみが和らいでいませんか?
このように、「視点を変えて」辛い経験や記憶に感情移入することを防ぎ、客観的に自分を分析する方法を「セルフディスタンス」と言います。
この方法は、うつ病やPTSDの治療に用いられるほど、実践的な方法としてよく知られています。
では、実際に失恋した自分を客観的に「知る」具体的な方法を紹介していきます。
失恋した自分を客観的に分析する3つの方法
- 日記を書いて、読み返してみる
- 映画を見たり、小説を読んでみる
- 失恋トークを友達とする
上記の3つは全てを行う必要があるわけではありません。たくさん方法のある中で、簡単にでき効果が期待できるおすすめな方法をピックアップしただけなので、あなた自身に合う方法を選択して実行してみてください。
それでは、順に説明していきます。
1、日記を書いて、読み返してみる
それでは、日記の書き方について解説していきます。
まず、紙とペン、もしくはスマートフォンのメモ帳でも、文字がかけるものであればなんでも良いので、用意します。
次に、今、あなたが思い出すと胸が締め付けられそうになる出来事をできるだけ具体的に、詳細に記載していってください。
ポイントは、その場面であなたと相手がどんな行動をとり、あなたがどんな感情を感じたかまで記載することです。
注意:記載するときに自分の行動を責め立てるようなことはやめましょう。あくまで、事実と感情を記載することに努めましょう。
書けましたか?
日記が書けた後は、それを「読み返して」いきましょう。ただ、読み返すときには、2つコツがあります。それは、
1、書いた日記を「小説を読む」のような気持ちで、
2、あなた自身が小説の中の自分にアドバイスする
ということです。
自分が小説内の人物であるかのように読むことで、自分の行動・感情がまさに小説の中の他人のように感じることができるようになるはずです。そして、アドバイスをするのです。
「あんな人と長続きしなくてよかったじゃない。」「あんな素敵な人と付き合えてよかったね。良い経験になったね。」などとあくまで他人事として自分自身に伝えてみてください。
これを繰り返すことで、自分自身を客観的にみることができるようになり、辛いはずだった記憶が単なる一つの思い出に変わっていくのに気づくでしょう。
2、映画を見たり、小説を読んでみる
こちらについては、みなさんも行ったことがあるのでないでしょうか。
これが効果的な理由は、失恋という経験は、多くの人が経験している特にあなたに特別なものではない、ということに気づくことができるため、有効な方法となります。
まさに、映画や小説の主人公に自分を投影して客観的に自分の悲しさをみることに繋がりますよね。
3、失恋トークを友達とする
こちらも、失恋後の行動として王道のパターンですね。
友達に失恋トークすることで、次の良いことがあります。
1、相手に伝えるために話すことで、客観的に別れの状況が整理できる。
2、友達からの(場合によっては無言の)慰めを受けることが受ける。
友達と話す際に一つだけ注意点があります。それは、別れたり、振られた相手の悪口ばかりを言わない、ということです。
別れた相手の悪口を言う、ということはその相手と付き合っていたり、相手を好きだった自分自身のアイデンティティを傷つけることとなり、次にステップである、「自分に対する自信を取り戻す」ための時間が長くかかってしまう可能性が高まります。
あくまでも、事実とその時感じたあなたの正直な気持ちを友達に話すことにしましょう。
まとめ
失恋した事実はあなたにとっては本当につらいものですが、
客観的に失恋を見つめなおせば、それは多くの人が経験し、乗り越えることができるものだとわかるはずです。
ご紹介した方法を実践して、失恋について冷静に分析・評価を行い、
失恋直後のつらい苦しみから抜け出し、次の恋愛に活かしていきましょう。
いかがだったでしょうか。
ここまで読み進め、実際に行動を起こしたあなたは、失恋した自分を客観的にみることができ、失恋の得体のわからない胸の苦しみが大分和らいでいるのではないでしょうか。
次のステップでは、あなたの恋愛に対する原動力である「自信」を取り戻すための具体的な方法について解説していきます。
ここまで読み進めていただきありがとうございました。
あなたの恋愛が上手くいきますように。