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男性の失恋の方が立ち直りにくい?立ち直るためのNG行動と正しい対処法を解説

失恋は一般的に、女性の方が苦しんでいるイメージがあるかもしれませんが、実は男性の方が失恋からの立ち直りに時間がかかるケースが多いです。

本記事では、失恋した男性が立ち直りに期間を要する理由と、失恋した時に男性が行いがちなNG行動について、記載していきたいと思います。

なぜ、男性の方が失恋から立ち直りにくいのか

男女間の失恋からの立ち直り期間の違いを確認したところ、女性と比較して男性の方が長期間失恋を引きづり、場合によっては、数年間苦しみ続けている方も多いということがわかっています。

これは、

  • 男性の方はひとりで失恋の悩みを抱え込む傾向がある。
  • 失恋による自己評価が下がりやすい人が多い。

という男性の特徴が影響しています。

これは、「失恋の苦しみ」から克服する上で非常に大きな足枷になってしまいます。

失恋の苦しみから完全に回復するためには、

  1. 失恋したという事実を客観的に受け止める。
  2. 失恋して失った自分自身への自信を回復させる。
  3. 失恋相手に対する執着を解消する。

という3ステップが必要となります。上記の男性の特徴は、この3ステップの処理を素早く行うことを多く妨げてしまうのです。順に説明します。

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失恋の悩みをひとりで抱え込む

女性の多くは、友人・家族と自身の恋愛について語り合うことが得意な人が多い傾向にあります。一方で、男性はプライドから、自分の恋愛、ましてや失恋の話を友人や家族とするのに強い抵抗感がある方が多い傾向にあります。

女性は、友人・家族と恋愛トークを繰り広げることで、本来限りなく主観的なものごとである恋愛というカテゴリーについて、客観的な視点から他者からのアドバイスを受けやすい状況にあります。よく、「顔はいいけど、年収・性格がいまいち」などという話で盛り上がっている女性の方がいらっしゃいますが、これは多角的な視点から恋愛対象を総合的に判断するのに非常に良い手段であると言えます。

しかし、男性は、顔などの身体的な特徴など、極めて感覚的・主観的な内容で恋愛対象を判断しがちです。このような判断をしてしまう一つの要因として、他者との恋愛相談がしにくい状況にあるということになります。

失恋についても、これと同様に女性は失恋トークをすることで、その失恋について客観的なアドバイスをうけやすい状況であり、男性に比べて自分の失恋をより客観的に評価でき、失恋の原因やその説明を受けやすいのです。

これが、心理学で言うセルフディスタンス療法と非常に近しい効果をもたらし、結果として女性の方が失恋からの立ち直りを早くするのです。

一方で、男性にはこの失恋トークを行う環境が存在しない方が非常に多いのです。この周りの環境の相違こそが男性が失恋から立ち直るのを遅くする大きな原因の一つです。

自己評価が下がりやすい人が多い

失恋における痛みの正体は、恋愛関係にあることによって恋愛相手と共存関係にあったあなたのアイデンティティが失恋によって喪失し、一時的に「あなた自身の存在価値(自己評価)」が揺らぐことによる苦痛です。

男性は一つのことに没頭することが得意な脳の構造をしているため、恋愛対象に没頭状態にある方が失恋をした場合、没頭している対象が失われ非常に大きなダメージを負うことになります。

したがって、恋愛対象への想い(執着)が大きいほどこの自己評価の低下の傾向が強いと言えます。

(また、男性が恋愛対象への執着をもたらす要因の一つとして、サンクコスト効果によるものも大きいという説もあります。)

※サンクコスト効果とは、コストを投じた分だけコストを投じた対象の価値が大きく感じてしまうことについての心理学用語で、パチンコやソーシャルゲームのガチャに多くの資金を投じてしまう大きな要因であるとされています。これを恋愛に置き換えると、恋人関係になるために女性に対して、時間や金銭労力を伴ったアプローチを行うことが多い男性は、サンクコスト効果によって、恋愛対象に対して価値を大きく感じてしまい、結果として執着の形になって悪影響を及ぼしてしまうのです。

以上から、男性は恋愛対象に没頭している場合、それを失った時の自己評価の低下の程度も大きくいため、失恋からの立ち直りに時間がかかる人が多いのです。

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以上の内容に加え、「失恋を克服する4ステップ」を行う上で失恋後の男性がやりがちですが、実際には逆効果となる行動をピックアップして記載していきます。

  1. ひとりで失恋の悩みを抱え込む
  2. 自暴自棄になり、暴飲暴食等を続ける
  3. (失恋から逃げるためだけの理由で)予定を詰め込む
  4. 失恋直後に相手に関する思い出の品などを廃棄する

ひとりで失恋の悩みを抱え込む

先ほども記載した通り、男性はプライドの高さから失恋の悩みをひとりで抱え込む方が多くいらっしゃいます。これは、前述した通り失恋した事実を客観的に認識し、向き合うための機会を失ってしまいます。

これは結果として失恋から立ち直る期間を長期化してしまう要因になります。

自暴自棄となり、暴飲暴食等を続ける

やけ食いやお酒を飲むことで、失恋で受けたストレスの解消を試みる男性も多くいらっしゃいます。この行動については、一時的であれば全く問題ないのですが、暴飲暴食を「続ける」というのは問題です。

まず、暴飲暴食は単純に体に良くないことですし、もっと問題なのは、それを続けることで「自分に対する肯定感」を失ってしまうことです。

失恋によって「自己評価が下がっている」状態のまま、このような行動を続けてしまうと、「なんて自分はだめなんだろう」という負のレッテルを貼り、「失恋したのは自分が原因」とさらに自己評価を下げていく負のループを作り出してしまいます。

この状況では、いつまでも自己評価が高まることはなく「自分の存在価値」を再認識し、自己への自信を回復する事による、失恋からの立ち直りが遅くなってしまいます。

(失恋から逃げるためだけの理由で)予定を詰め込む

失恋のことを考えないように、ただ予定を詰め込むというのも男性のやりがちな行動です。これは、自分の価値を高めるための予定の設定であれば「自分の存在価値」を高める行動ですから、失恋からの立ち直りを早めることができます。

一方で、ただ失恋のことを考えるのが苦しいため、逃げるかのように自分にとって価値のない予定でスケジュールを埋めてしまう方もいらしゃいます。これは、その予定を終えた時に自分にとって価値のある経験・結果が何も後に残らず後悔をしてしまいがちです。この時間を無駄にしたという考えが、自己評価を下げることにつながります。

また、失恋に対して向き合うことからも逃げてしまっているので、ふとした時に失恋の苦しみがフラッシュバックされ、立ち直りが長期化する可能性があります。

失恋直後に相手に関する思い出の品などを廃棄する

失恋直後、衝動的にお相手と思い出の詰まった品を処分したい気持ちになることは、もっともなことです。一方でこのような失恋相手のことを想起するものを失恋と向き合う前に処分してしまうと、返って思い出が美化されてしまい、結果的に失恋相手への未練が強まってしまうことがあります。

このような状態に陥らないために、失恋相手への過剰な評価を冷静に見直すことができるまで、このような失恋相手との日常を想起させるものは処分しないことをお勧めします。

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いかがでしたでしょうか。以上の4つのNG行動に気をつけて、素早く失恋から立ち直り新しい生活へと踏み出していきましょう。

まとめ

男性が失恋から立ち直りにくい原因と、起こしがちなNG行動について記載しました。

ここでは、男性は女性と比較して、失恋からの立ち直りがしにくい「環境」にいることが多く

その原因と対策を理解し、対処することによって失恋の傷から早く立ち直りることが可能となります。

それでは、みなさまの恋愛がうまくいきますように。

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